2025.06.04(水)
第2回介護と終活
どう向き合う?家族で話し合うポイント
前回に引き続き、今回は話し合いの内容について見ていきましょう。
介護と終活に関する話し合いでは、テーマを決めることで、互いの意見や想いを整理しやすくなり、話が深まりやすくなります。
ここでは、話し合っておくべき具体的なポイントと、円満に進めるための方法についてお伝えします。
将来、介護が必要になったときに、どこで過ごしたいか、誰に介護してほしいかなど、生活の場所や関わる人について話し合いましょう。
病気やケガで治療が必要になったとき、自宅で過ごしたいのか、病院でしっかり治療を受けたいのかなど、医療に対する本人の考えを確認しましょう。
延命治療については、希望するかどうか、どこまでの医療行為を受けたいのか、意思表示が特に重要な部分です。
介護や医療の話だけでなく、「これからやってみたいこと」「やり残したこと」など、前向きな話題も含めることで、より充実した対話が可能になります。
毎回テーマを一つに絞ることで、話題が分散せず、一つひとつ丁寧に話し合うことができます。
例:今回は介護について、次回は医療について
話し合いの主役は介護や医療を受ける本人です。本人の考えを最優先にし、家族全体でその希望を尊重する姿勢が重要です。
スムーズに話を進めるために、あらかじめ質問したい内容や聞いておきたい項目を整理しておきましょう。
また、話した内容はメモを取って記録に残すことも忘れずに。
次回は、話し合いの中で生まれる課題や、意見の違いによって生じる悩みへの対処法についてお話しします。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
話し合いを重ねることで、家族の理解や信頼も深まります。
ぜひ、ご家族との大切な対話の時間にご活用ください。
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